2020年1月11日の蟹座満月とは?内側に灯される光の温かさを感じよう!

蟹座満月  新月と満月

2020年1月11日、蟹座で満月をお迎えしました!。午前4時21分が日本における満月時刻です。

この決定的な革命イヤー2020年は、誰にとってもある意味【激動の年】となることは間違いありません。

そんなインパクトのある1年間にどんなことが起きても揺らがない強い基盤を満たして整えること。

その鍵を握るのが今回の蟹座満月と言えるでしょう。

しーかーも。

肉眼では欠けている部分を観測できないけれど、【半影月食】という現象をともなう満月でもあるんですね。

この満月をきっかけに、予想外の展開に巻き込まれていくことは十分に期待できます。

ただし何もせず運命の流れに身を任せていたら、意外と何も特別なことは起きずに拍子抜けして終わってしまいますよ。

この満月をきっかけに、自分にとって最っ高にワクワクするようなストーリーを展開させていくためには、【星の影響を自分で活かす】意識をすることが必要です!

この蟹座満月でどんな影響が私たちにもたらされるのか?

そしてその影響をどのように活かしていくべきなのか!?

満月が起きる瞬間のホロスコープチャートをもとに星読みを交えて解説していきたいと思います!!

かに座が象徴するテーマは?

蟹座の象徴

ホロスコープチャートの詳しい解説の前に、まずはこの1月の満月が起きる【蟹座】の象徴するテーマを紐解いておきましょう。

蟹座は活動宮の水の星座です。

「水」は私たちの感情の象徴です。そして「活動宮」ですからね、シャバーーーーーーーって流れ出るような水を想像しましょう。

もう蟹座ってのはとにかく自分から愛やら情やらを注ぎまくる存在、つまり「母なるエネルギー」に満ちた星座なんです!

蟹座ってしみったれてる感じが嫌。母性とか家庭的とかやめてほしい。

って言ってる蟹座さんがよくいらっしゃるんですけど、そんなサザエさん的な母性じゃなくてもうちょっと「深く優しく豊かで激しい魅力に満ちた母性」の星座だと思いますよ。(サザエさんを否定しているわけではありません)

蟹座の支配星は【月】です。

つまり今回のような蟹座で起きる満月は、月が私たちの感情にもたらす影響がより強調されるときになります。

「満月の夜は事故や犯罪が増加する」「狼男に変身する」なんてウワサや昔話がありますよね。

私たちの無意識をつかさどる月に真向かいから太陽が光を当てることで、普段は隠されている自分自身の本当の欲求や感情が表に出やすい時期。この蟹座で起きる満月というのは特にそのようなことが如実に起きてきます。

ストレスや苛立ち、不安や悲しみ。そういった通常は隠されているネガティブな感情ほど、この蟹座満月をきっかけに表面化しやすいので気をつけて。

蟹座のテーマは以下の通り。

[topic color=”green” title=”蟹座のつかさどるテーマ一覧”]

  • 家庭
  • 母性
  • 感情
  • プライバシー
  • 居場所
  • 帰属意識
  • 個人的な集団

[/topic]

蟹座満月の星を読み解く

それでは続いて、蟹座満月のホロスコープチャートをみながら星を読んでいきましょう!
蟹座満月のチャート
[topic color=”green” title=”蟹座満月の星読みハイライト”]

  1. 蟹座の月と山羊座の太陽の180°オポジションの影響は?
  2. 山羊座濃度がストロングすぎる5天体の共演
  3. 天王星逆行終了で10天体順行シーズンの開始
  4. 土星と冥王星のタッグが限界点を突破させるとき
  5. 月食満月に蟹座のドラゴンヘッドが私たちに気づかせることは?

[/topic]

まずは 蟹座の月に山羊座の太陽が光を当てる今回の満月 について。

満月は、月と太陽が180°オポジションのアスペクトで向き合うことになります。

月がつかさどる無意識や素顔の自分と、太陽がつかさどる意識的に創り上げた自分が向き合い、お互いが今必要としていることや、欠けているもの、補わなければならない場所を確認し合うタイミングになります。

つまり満月は公私や心身のバランスをとるための日とも言えるわけですね。

今回は「家庭」や「内なる集団」をつかさどる蟹座の月と「義務と責任」や「社会的な制約」をつかさどる山羊座の太陽の180°で起きる満月ですから、一言でその影響を表すならば【家庭と社会的キャリアのバランスを保つ】ための作用が現実に効いてくるわけです。

仕事のしすぎでプライベートや家庭をないがしろにしがちな方や、逆に社会的な責任からどこまでも逃れようとしている人に関しては、何らかの衝撃的な出来事や災難に見舞われる可能性も。

また、蟹座も山羊座も共に【活動宮】の星座です。季節の始まりをつかさどります。

身の回りの状況が、季節の移り変わりに合わせていろいろと新しく動いていく時期。

私たち自身もまた自然の一部ですから、その流れに逆らわぬように勢いを持ってあらゆる物事や状況を望ましい方向に動かしていくように心がけましょう。

 続いて、今回のホロスコープチャートの最大の特徴 「山羊座に凝縮されてる星たち」 に注目!

冒頭で「強烈な主張に満ちたホロスコープチャート」と書きましたが。

どうです?この山羊座に連なる5つの星たち(木星・太陽・水星・土星・冥王星)の主張!!!

いや、そもそも2020年はほぼ一緒に木星・土星・冥王星が山羊座にいるので(トリプル・コンジャンクションと呼ばれてますね)、山羊座濃度が濃いめなのは常にそうなんですけど。(3/20〜6/28までは土星は水瓶座に顔出してますが)

さらに太陽と水星コンビが加わってしまったからもう大変だ。

さらにさらに、今回の月食を引き起こすノード軸の片割れ、ドラゴンテイル(サウスノード)も山羊座8度でほぼ木星と重なっていますし。

4大小惑星のひとつ、「セレス」も山羊座21度で参戦中。セレスは母なる大地の象徴であり、「育む」とか「無償の愛」を示す星ですよー。

いやぁ・・・何度も言っちゃうけど大変だ。いやもうこれは事件だ。

事件は会議室で起きてるんじゃない!空の上で起きてるんだ!!!って織田裕二が叫ぶくらいに大変だ。

こんな山羊座に連なる星たちの強烈すぎるエネルギーと対峙する蟹座のお月様。

そしてそのエネルギーが反射されて月が輝くと同時に、この地球にいる私たちにも怒涛の勢いで迫っていますよ。山羊座プラネッツの強力なパワーが!!!

先ほども書きましたが、山羊座と蟹座の共通テーマは「集団」です。

私たちがどのような集団に属し、そしてどのような役割を担うべきか?

それをこの蟹座満月では強く問われる事になるんですね。

仕事や家庭における自分自身の役割そのものが変化することもあるかもしれません。

あるいは・・・

土星と冥王星のタイトなコンジャンクション(0°アスペクト)が関わっていますからね。決して良いことばかりではないでしょう。

いや、長期的に見れば良い方向につながっていくのかもしれませんが、一時的に今の集団における破滅や断絶を経験するケースも起こり得るんですよね。(ネガティブな星読みはあまりしたくないんですけど!)

「何も起こらない方が逆におかしい」と言えるような星もよう。

蟹座満月以降数日間は特に身の回りに起きることにいろいろと注意を払っておきましょう。

身近な状況や人間関係の変化には、いつも以上に敏感に。

 さらに見逃せないのが「天王星逆行終了」のこと。

2020年1月の星もようでもお伝えしましたが、今回の蟹座満月と同じ日に天王星の逆行が終了します!

https://charkhanote.com/2019/12/monthly-astrology-2020-jan/”]

天王星の逆行が終了することで、占星術で扱うメジャーな10個の星、すべてが前を向いている【10天体順行シーズン】が始まりますよー!!!(「全惑星順行シーズン」と呼ばれていることもありますが、でも学術的には太陽と月と冥王星は惑星じゃないしな・・・)

ちょうど去年の同じくらいの時期に書いた10天体順行シーズンに関する記事があるので参考にしてみてくださいね!↓

https://charkhanote.com/2019/01/antegrade-planets-2019/”]

この1ヶ月間はとにかくこの追い風を味方につけて走り出すべし!

状況的に動けないんです。具体的な行動には出られないんです〜!なんて声もたまに届くのですが、その場合は行動計画の作成や下準備に集中して取り組むようにしてみて。

どのような形であっても、未来を見据えた能動的な行動を。

また、天王星のような動きが遅い天体は、順行・逆行の切り替え時期にその影響をビビッドに実感できる傾向があります。

最近、社会全体的にも衝撃的な出来事が多いんですけどね・・・

自分の身の回りでも脳天ぶち抜かれるようなとんでもない出来事に見舞われる可能性大なので注意しましょう。(突然やってくるので注意しようがないっつう話もありますけど・・・。)

さて、突然ですけど皆さん、最近なんかグエッーーーーって苦しくなることないですか?(私だけ・・・?)

いや、実際に救心でも飲まなきゃいけないような身体的症状に見舞われているわけじゃなくて、次から次へと乗り越えきゃいけない波が襲ってきて24時間寝ても覚めても波乗り状態、な時があるんですよね。

走っても走っても走り続けてもまだまだ辿りつかないゴール・・・でもひたすら周りの期待と義務と責任を背負って歩を進める・・・

みたいな走れメロス状態な時期。

これはおそらく  山羊座土星と冥王星のコンジャンクション時期 だからだと思うんですよね・・・・・

そして!

この蟹座満月の次の日にはぴったり同じ度数に重なっちゃうそんな土星と冥王星!!!!

怖いよー。

もちろん、荒れ狂う大波を乗り越えた後に、パーーーーっと清々しく晴れやかな青空が広がっていることは間違い無いんですけど!

見たことない景色を見にいく前の崖登り的な時期ですね。

特にこっから年度末に向けて、あらゆる物事を清算しにかかる時期に突入しているとは思うんです。

思い切って何かを決断し、断ち切ったり手放したり終わらせたり。

そんな【再生の前の破壊】がこの満月を皮切りに始まっていくでしょう。

蟹座で起きる半影月食の意味と影響は!?

最後に、みんなが気になる 半影月食 の影響について。

 月食は【太陽と月の軌道の交点を示すノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)】と月が近接している満月に起きる現象。

今回はドラゴンヘッドと月の位置が同じ蟹座にはあるもののちょっと遠いので、0°コンジャンクションのアスペクトはとってないのですが・・・

https://charkhanote.com/2018/11/northnode-astrology/”]

それでも、少なからずこの「蟹座ドラゴンヘッド」のつかさどるテーマを強く意識するような出来事は私たちの身の回り、そして自分自身の内側に起きてくるでしょう。

2018年11月のドラゴンヘッド蟹座移動の記事で書きましたが、「自分が帰る居場所を確認したり、自分が所属し責任を果たす集団を意識したり。」というのが蟹座ドラゴンヘッドのシーズンの影響です。

そして、ドラゴンヘッドというのは「前世から引き継いだ今世で果たすべき使命や課題」を示しています。

今回の食をともなう満月には、私たちひとりひとりが過去の自分や内なる自分と対話しながら帰る場所を確認したり家庭内や社会における集団内での役割や責任を意識するという影響が現れてきます。

あとおよそ4ヶ月後の2020年5月6日には、この蟹座ー山羊座のノード軸は双子座-射手座のラインに移っていきますからね。

つまり、この蟹座ー山羊座のノード軸が引き起こす【食】は、今回の満月でいったん一区切り。

今回の蟹座満月は、 【自分自身の集団内における役割や自分自身の帰る場所をきちんと見定める最終仕上げのタイミング】 になると言えるでしょう。

蟹座満月に手放したいことは?

インナーチャイルド

満月にはあらゆる物事がピークに達し、必要なものと不必要なものが明確に分かれるとき。不要なものを手放すアクションが効果的、と言われています。

特に今回は「感情」をつかさどる蟹座で起きる満月。

自分自身の内側に潜むネガティブな感情やコンプレックス、痛みと決別するような方向に向かっていくといいでしょう。

アッサリばっさり嫌な自分や弱い自分とさようならー!って、できたら最高ですけど。

人間は嫌な思い出やコンプレックスほど断ち切ることができない生き物ですから。

まずは自分でもっと良い方向に向かうくらいの意識でいいと思います。

また、蟹座は「母性」や「家庭」「無意識」をつかさどる星座ですから、

自分自身の心の内側にいる子ども【インナーチャイルド】を癒す、みたいなアクションも非常に有効だとは思います。(インナーチャイルドを癒す、といって人の弱い心につけこむ団体が増えているそうなので注意しましょう・・・)

私は、最近ポツリポツリと、自分の子ども時代について思い出すことがあります。ちなみに、ほぼ「負の記憶」です。

出る杭は打たれまくる社会でしたから、周りの子どもや教師からも叩かれ叩かれ叩かれまくって、結果的にゆがんだコンプレックスだけが残ってしまった・・・。(月・キロン・ASCが0°コンジャンクションだから仕方ないのかな!?)

そんな感じで、子ども時代の自分と向き合うことを、この蟹座満月の時期をきっかけにしてみてください。

きっと、大人になった今だからこそ思うこと、感じること、気づくことって、たくさんあると思うんです。

私はセラピストではないので「インナーチャイルド」がどうこう、という話は控えますが。

子ども時代の自分や内なる自分とじっくり対話しつつ、優しくいたわってあげましょう。そして。頑張ってたあのころの自分を許して、認めて、肯定してあげましょう。

[topic color=”green” title=”蟹座満月に解放したいこと・まとめ”]

  1. 幼いころのネガティブな経験
  2. 母親との関係性における違和感
  3. 人には晒したくない弱みやコンプレックス
  4. 誰にも共有できない痛み
  5. プライベートな部分の課題や問題
  6. 身近な人々との関係性におけるゴタゴタ
  7. 愛情を無限に欲しがる自分

[/topic]

最後に

毎日のように星の地図(ホロスコープチャート)を眺めて暮らしていると、「こ・・・・これは何と強烈な!!!」と驚愕するような「強くハッキリとした宇宙のメッセージ」に気がつき恐れ慄くことがあります。

たとえば映画を観ていても、監督がノリノリで撮ってるなーこれ!って感じるような最高のシーンもあれば、なんかダラダラと時間だけが過ぎていくような、はっきり言ってどうでもいいシーンもあったりするじゃないですか。

この1月に起きる蟹座満月はですね、まさに前者なんです。

もう私たちの生きるこの世界を支配している大いなる存在がノリノリでプロデュースしているような、強烈な主張に満ちた星もようが空に浮かぶ日なんですよ。

そんな日に、何も起きないなんてことはあり得ませんよね。

私たちを取り巻くあらゆる物語の流れがピークを迎えつつ、ガラリと流れが切り替わっていく。

そんな劇的な節目になることは間違い無いでしょう。

せっかくの2020年最初の満月です。ここで自分の内側の基盤をじっくりじわじわ整えてあげることで、今年はズバッとこれまで見た事ないような世界に飛び立つことができるはずですよー!!

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