山羊座新月は2019年12月26日、日本では14時13分に起こります。
ちなみにこの日は中東やインド、シンガポール、グァムなどの地域では太陽がすっぽり月に隠れて金環日食が現れる事で注目されていますよ。
新月は毎月必ず訪れますが、この1年間でもっとも象徴的なのが今回の山羊座新月ではないでしょうか？
まず2019年最後の新月ということ。
そして、12月3日にはじまった山羊座木星期の1番最初の新月であり、同じく山羊座で起きるということ。
https://charkhanote.com/2019/11/jupiter-in-capricorn-2020/”]
さらに極め付けは、日食をともなう新月ということ。
木星の恩恵を背にガラッと未来への扉をあけて新しい私にこんにちは！するタイミングなわけですよ。
しかも、日食が起きる新月というのは私たちの「過去」や「魂」が深く関わってくる時になりますから。（日食の影響については後から詳しく説明しますね！）
この12月の山羊座新月の影響を端的に表すならば。私たちの魂が生まれつき背負った課題や使命を胸に、今この時この場所にいる私としっかり向き合いつつ、最高の未来を切り開いていくような日になると表現できるでしょう。
今回の記事では山羊座新月の願い事のポイントや、星読み、そして部分日食の占星術的な影響について書いていきたいと思います。
その前に一言、非常に大切なことを申し上げておきます！生涯一度の絶対的革命イヤーである2020年を抜かりなく過ごすための第一歩、それが今回の山羊座新月です。
今回の新月をどう過ごすか、どう活かすかでこの先の1年間が変わっていきます。
この記事に書かれていることを自分自身を取り巻く状況に照らし合わせながら読んでみてくださいね。
山羊座新月の願い事のポイントは？
まずはこの12月の新月の特徴をさっくり理解するために、「山羊座」のつかさどるテーマを見ていきましょう!
[topic color=”green” title=”山羊座を象徴するキーワード一覧”]
- 社会
- 時間
- 習慣
- 実行力
- 権威
- リアル
- 責任
- 集団
- キャリア
- トラディショナル
- 野心
- 目に見える結果
- 骨と膝と歯
[/topic]
ずらずらっと書いてみましたが、根幹にあるのは 「結果」・「時間」・「社会」 の3つ。
山羊座の人は努力家！なんて星占いに書かれていたりするのですが、別に努力すること自体が山羊座の特性ではなく、あくまで「社会の中でコツコツと時間をかけて現実的な結果を出す」ために努力しているように見える、というだけなんですね。
今回の山羊座新月を皮切りに、2020年12月半ばまではめっちゃくちゃ山羊座濃度濃すぎるシーズンがずっと続いていきます。
夢をみることよりも現実を整えて基盤を固めることの方に皆の意識が集中していくでしょう。
だからといって、「夢のない生活なんて嫌！シビアな現実に縛られたくない！」なんてストレスを感じる必要はありません。
何度か記事の中で書いているのですが、山羊座濃度が超ストロングな時期というのは、マラソンにおけるランナーズハイみたいな時期です。
一歩一歩、孤独の中で歩みを進めていく。辛くて苦しいはずなんだけど、一定のピークを超えると走り続けることが快感になってきて、ゴールした時の達成感とか充実感がもう格別。また走りたい！って思えるようになる。
みたいな、コツコツ自分のゴールに向かって一生懸命課題に取り組んでいることで、ストレスよりも爽快感を得られる時期なんですね。
続いて、今回の新月の願い事はどんなことに気をつけたらいいの？なんてお話を。
1番大切なのは、2020年に自分が達成したい現実的な目標やゴールを意識して書くのがいいでしょう。妄想や空想に偏った願い事は今回は控えておきましょうね！
とは言いつつも。 何が現実的な願い事で何が妄想チックな願い事になるかは個人の状況によって異なる という点はお忘れなく。
わたし、ロケットに乗って月旅行してみたいわぁ。うふふ。なんて浮かれた夢でも、某アパレルECサイト会社の社長だった方くらいに財力と行動力があるならこの山羊座新月に願ってもいいわけです。
自分の今の状況を冷静な視点で分析した上で、良い意味で「身の丈に合った願い事」を意識して書いてみてくださいね。
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12月山羊座新月の星を読む
それではここから、12月26日山羊座新月の瞬間のホロスコープチャートを見ながら、星の影響と提案したい過ごし方をお伝えしていきたいと思います！
1. 太陽、月と木星の0°コンジャンクション。
冒頭でもお伝えしましたが。
もっとも注目すべきは太陽と月に木星が近接するコンジャンクション！
3つ以上の星が同じ星座内で連なる現象は専門用語でステリウム（ステリアム）と呼ばれます。その星座のもたらす影響がより強調されるようなことが起きてくるのです。
つまり山羊座のテーマを強く強く限りなく強く意識する新月になるというわけですよ！
今回の新月が起きる山羊座のテーマやキーワードについてはもうしつこいくらいに書いてますのでここでは触れませんが。
太陽と月が重なって灯った「野心」という名の火に、拡大と成長の星、木星による追い風がぶおおおおおっと吹いて一気に情熱の炎が燃え上がる！！！という事が起きます。
自分の中に生まれた「あれやりたい」「こんな自分になりたい」みたいな気持ち、ちゃんと認めて肯定してあげましょう。ただそれだけで必要な条件や環境は徐々に整ってきますからね。
2.土星・冥王星と火星の60°セクスタイル。
ここ数ヶ月ほど、山羊座の位置で土星と冥王星がずっと寄り添ってますね・・・。
土星は制限と義務の星。冥王星は劇的な変容をもたらす破壊と再生の帝王。
人によっては（特に牡羊座とか天秤座生まれの方々かな？）、「うっわもう辛ぇ。何これハードすぎてやってらんねえ」みたいなプレッシャーを感じ続けているかもしれません。
でもね、人は課題や葛藤を与えられるからこそ、さらなる高みに昇っていけるというものですよ。
この山羊座新月では、私たちに破壊的なプレッシャーを与え続ける土星・冥王星コンビが60°で「能動的なエネルギー」をつかさどる火星を後押ししとります。
目の前の壁を勢い良く乗り越えていけるモチベーションと行動力がもたらされるでしょう。
夢を叶えるためにやらなきゃいけない事があるなら、今がそれをやる時、ですよ。
3. 金星と天王星の90°スクエア。
牡牛座に滞在中の自由と変革の星、天王星。愛と美とトキメキ⭐︎をつかさどる金星に90°スクエアの角度で緊張感を与えています。
楽しさや快楽を求める気持ちが加速し、常にハイな状態が続きそうなムード。
普段は踏み込めない領域に浮かれ気分で飛び込んじゃうようなこともあるでしょう。
天王星が滞在する牡牛座は「経済活動」をつかさどる星座。
危ない橋を渡るようなお金の使い方を衝動的にしてしまう可能性もあるので注意しましょう！
ちょうど年末年始に差し掛かるところですが、このホリデーシーズンに思わずパーッと散財しちゃうなんて事もあるかも？
4. 南西半球に偏る星たち。
これは日本を基点に算出したホロスコープチャートでのお話ですが。
星たちがギュッと南西半球に偏ってますね。
これは「自分をすり減らして他人のために尽くす」ような事をしがちな時期になります。
また、自分のプライベートの充実よりも外での生産的な活動に集中したくなるムードになってくるんですね。
ついつい仕事ばかりで自身のプライベートや親しい人々、身内をないがしろにしちゃうかも。
昭和のサラリーマン並みに仕事と外での人付き合いばかりに時間を割くようになりがちなので注意しましょうー。
日食が起きる新月。いったい何が起きる？
今回の山羊座新月、日食をともなうという事で注目されてますね！
まずはビシッと一言で「占星術的にみる日食の影響」について書いておきましょう。
日食は「 普段は意識することのない過去世からの影響やカルマ的なものを強く意識するようなことが起きてくるタイミング 」です。
あれ？これって運命ってやつなんですかい？
これは私が背負ったカルマなのかな？
なんてことをふと感じるようなことが起きてくる可能性大。
特に山羊座の位置で起きる日食ですから、やはり社会の中での自分の活動（仕事など）においてそれを感じることが多くなるでしょう。
それでは続いて、日食という現象が起きる理由とホロスコープチャート上の特徴などをご説明していきます！
今回の新月では、日本でも午後2時頃から日没にかけて部分日食が観測できるようですね（沖縄以外は全国的にどんよりした天気みたいなので、観測できない可能性もありますが・・・）。
日食とは、太陽と地球の間を月が横切る時に、月が太陽の光を隠すことで太陽が欠けたように見える現象です。
画像参照：国立天文台
この日食（月食）が起きる時のホロスコープチャートにはひとつの特徴があります。
それは、太陽と月の軌道の交わる点を示すノード（ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル）がポイント！
こちら↓がホロスコープチャート上でノードを示す記号ですよ。
このノード（ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル）の17°以内で新月が起きる時は日食、満月が起きる時は月食となります。
2018年11月にドラゴンヘッド（ノースノード）は蟹座に、そしてドラゴンテイル（サウスノード）は山羊座に移動しました。
https://charkhanote.com/2018/11/northnode-astrology/”]
この12月に起きる新月は太陽と月が山羊座のドラゴンテイルと近接しコンジャンクションの配置になってるのです。
ノードは実際にある惑星ではなくて、単なる計算上のポイントに過ぎません（太陽と月の交点）。
なので、普段はそれほど私たちの日常生活でノードによる影響を実感することはないんですよね。
ところが、こういった日食が起きる新月の日には、いつもは感じることのないノードの影響をビビッドに感じられるような出来事や感覚が現れてきます！
じゃあそのノードの影響とは！？
・・・という話になってくると、これがちょっとややこしくなるんですね。
ノードの解釈は割と曖昧です。
占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで
- ノースノード（ドラゴンヘッド）：今生で成長するために努力すべきことや経験
- サウスノード（ドラゴンテイル）：安易な道を選び習慣に依存する傾向。慣れ親しんだもの。
というのが一般的になっているようです。
「元々ノードはインド占星術から来た概念なので、西洋の神話とリンクしてない」という点が解釈を曖昧にさせている要因みたいですね。
ちなみに、インド占星術でドラゴンヘッドはラーフ、ドラゴンテイルはケイトゥーと呼ばれ、惑星同様の影響をもたらす扱いをされてます。
昔は「ドラゴンヘッドが吉でドラゴンテイルが凶」といった捉え方をされてたようなのですが、現代の占星術では単純に星の影響を吉凶で分けることはしません。
私自身はノードは過去世から今につながる影響であり、ドラゴンヘッドは今世で達成すべき課題、ドラゴンテイルは前世から慣れ親しんだ分野で今世でもやるべきこと。という解釈で読んでいます。
最後に
いよいよ。2019年も終わっちまいますね。
木星はすでに山羊座に入りました。私たちは運命という名のものすごい激流に現在進行形で乗っかってる事になります。
え？別に何も感じないんですけど？？
って思われる人も多いかもしれませんが、星の影響というのは時間が過ぎてから初めて実感するもの。
30歳前後のサターンリターン期による激動の日々を乗り越えた後、ちょっと落ち着いた頃に久々に証明写真撮ったら「誰これ？え？私？気づかぬうちにめっちゃ老けてるやんけ！」みたいなショックを受けるようなもんです。（実話）
毎日誠実に生きることと、目の前の仕事に全力で取り組むこと。
2020年にコツコツとあなたが積み重ねたことは、12月22日の土星と木星の20年ぶりの会合、グレートコンジャンクションによってぱっかーんと大きく花開きますからね。
https://charkhanote.com/2019/02/great-conjunction-2020/”]
今回の山羊座新月には、あなたがこっから開花させたい自分の思いや願いを紙ブチ破るくらいのもんのすごい筆圧で書いちゃってください！
12星座別の2020年の運命と過ごし方予報をLife with the moonのnoteで公開しましたのでこちらもぜひ読んでみてくださいね❗️
それでは、2019年最後の新月です。当サイトCHARKHA NOTEではまた来年もさらにパワーアップして星と月の言葉をお届けしていきますのでよろしくお願いします⭐︎ 最高の新年を迎えてくださいね！
