お知らせ
noteで星読みコラムの投稿をはじめました。
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先日、「星が読めるようになる。もっと占星術が楽しくなる!実際に使った本や講座、勉強法をご紹介!」という記事をご紹介しました。
この記事↑では私が星を読めるようになるまで実際に使った本や通った講座、おすすめの勉強法などを公開したのですが。
今回は星読み勉強法の特集、第2弾!
どうやったらサクッと簡単にホロスコープチャートを読むことができるのか!?についてお伝えしていきたいと思います。
今回の記事は、こんな人におすすめ!
- 占星術の勉強はしたけど、自分の言葉で星を読んで伝えるのが苦手!
- 占星術学び始めたばかり。自分で気軽にチャートを読める方法を知りたい!
- 個人の出生チャートをさくっと読んで表現できるようになりたい!
ちなみに。私は別にめっちゃくちゃ占星術の知識があって占術法やら歴史やら著名な占星術家について詳しい、とかそういうタイプではございません。
でも、冷蔵庫の中の余ってる食材をみてチャチャッと効率よく2〜3品の料理を作って提供できちゃう主婦のように、自分の中にある限られた星の知識を活用してチャチャっとホロスコープチャートを読んで文章を書くことはできる。
毎日のホロスコープチャートをみながら、今日はこんな日だよねって自由に自分の言葉で表現したり、
個人のチャートをみて、「もしかしてこんな感じの人かな?」って、自由に想像できるようになれば、
それだけで星を読む事がぐんと楽しくなる!
今回は個人の出生チャートをみて、その人の基本的な性質をつかむための読み方のコツをお伝えしていきますね☆
1.偏りに注目すれば個性が見える!
ホロスコープチャートを読むにあたって、教科書的な本を片手に「太陽が水瓶座だから、正義感にあふれている人で、月が魚座だから、素顔はとてもロマンチックで…。」と、星と星座の組み合わせによる解説を読んでいくやり方は、まさに「木を見て森を見ず」な方法。
それより先にやるべきなのは、ホロスコープチャート全体を眺めて、そのチャートの個性をつかむ事です。
1枚の絵画をみて、楽しそうな絵だね。とか、悲しい絵だね、とか言うような感じで、星を読む時もチャートを眺めてざっくり全体の印象をつかんで表現してみましょう。
じゃあチャートの個性ってどうやってつかむんだい?って話なんですけど。
その簡単な方法は、チャートの中で星が偏ってる部分に注目することです。
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。
これら占星術で扱う10個のメジャーな天体の偏りをみてみること。
偏り=個性 ですからね。
エレメント(四大元素)の偏りをみよう
占星術で扱う12星座(サイン)は、火、地、水、風の4つのエレメント(四大元素)による分類があります。
星座のエレメント分類表
- 火:行動的→牡羊座・獅子座・射手座
- 地:感覚的→牡牛座・乙女座・山羊座
- 水:感情的→蟹座・蠍座・魚座
- 風:理論的→双子座・天秤座・水瓶座
個人のホロスコープチャートを読む時は、まず初めに10個の星が何個ずつどのエレメントに入ってるか?をみてみよう。
わかりやすいように、ドナルド・トランプ元アメリカ大統領のチャートを例に数えてみますよー。
火:3個→火星・冥王星・月
地:0個
水:3個→水星・土星・金星
風:4個→太陽・天王星・木星・海王星
1番多いのは風の星座。「外の世界における自己の姿」を示す太陽も双子座で風のグループに入ってるし、風の性質がもっとも強い人、と言えますね。
逆に、地の星座には1個も星がありません。
風の星座は言葉や思考、情報やコミュニケーションのグループ。トランプ大統領って、とにかく頭に浮かんだことをそのまま言葉にして出してっちゃうようなところ、ありますよね。ツイッターの発信具合も風の性質が出てます。
極端にベタな読み方をするならば、風の性質が強いから、おしゃべりで理論的で合理的。批判や批評も得意な冷静な方ですね!と言えます。
一方、地の星座にひとつも星が入ってないので、基盤を作って整えるとか、安定させるとか、コツコツ地道に物事に取り組む事が苦手かも?と読めるでしょう。(トランプ大統領は不動産王なので、“地面”に縁が強そうですけどねー。まぁ自分の腕で建物を建てているわけじゃないですけど)
どのエレメントがどんな性質か?といった点は、別にキーワードをわざわざ覚えなくても大丈夫。それぞれの元素の特性を思い浮かべれば自然と表現できるはず。
火の星座は、火の玉がビュンビュン飛んでいくように行動的。そして熱い。意欲的で活発です。
水の星座は、溶け合ったり流したり、感情的で共感力に優れ、物事を受け入れるような星座です。
風の星座は、言葉を扱う事が得意で、風のように乾いていて冷静。発信力に優れていますが、他のものと同一化するようなことはありません。
地の星座は、コツコツと基盤を作り上げたり整えたりする星座。感覚的で、現実主義です。
クオリティの偏りをみよう
エレメントと同時に注目したいのが、クオリティの偏り。
季節の始まり、盛り、変わり目を象徴する分類です。
活動宮(季節の始まり):牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
不動宮(季節の盛り):牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
柔軟宮(季節の変わり目):双子座・乙女座・射手座・魚座
活動宮の星座は、文字通り「スタートダッシュ」と「活動」のエネルギーに満ちてます。自発的で行動的。ただし、継続力に欠けます。
不動宮の星座は、あらゆる物事の一番良い状態をキープするような性質があります。どっしりと構えて、マイペース。変化をこのまず頑固者です。
柔軟宮の星座は、とっても軽やか。ふわふわと状況や環境に応じて変化していく柔軟さに優れた臨機応変な星座です。
それでは。またしてもトランプ大統領のクオリティの偏りをみてみよう。
活動宮(季節の始まり):5個→水星・土星・金星・海王星・木星
不動宮(季節の盛り):2個→冥王星・火星
柔軟宮(季節の変わり目):3個→月・天王星・太陽
活動宮の星が1番多いですね!起業家だし新しいことをスタートさせるのは得意だけど、不動宮の星が少ないからそれを持続させることは苦手かも?自分のビジネスをうまく持続させるために、家族など他の人にうまく経営を任せてるのかもしれませんね。
星がバランスよく散らばっていて、エレメントとクオリティの偏りが見えない!という場合もあるでしょう。
その場合は、太陽と月の入ってるグループがより強調されてるととらえてみましょう。
トランプ大統領の場合は、太陽と月が柔軟宮なので、ここも強い。器用に複数の業務を同時にこなす事ができたり変化に対応する事ができる人だ、ともとらえられますね。
半球の偏りをみよう
あと、心理占星術 で使われている「半球の強調」も分かりやすいので取り入れてみよう。
これは、ホロスコープチャートを東西で2分割して、どっちに星が偏っているかでその人の性質を見出す方法。
まずは、こんな感じで↓チャートを縦に2分割してみる。
ごちゃごちゃして見づらいですが汗
東の地平線がチャートの第1ハウスの始まり、ASC(アセンダント)。1〜3、10〜12ハウスは東半球グループです。
西の地平線が7ハウスDCの始まり。4〜9ハウスは西半球グループです。
で、これまたトランプ大統領のチャートでどっち側に星が集まっているかと言うと。
東半球:9個 太陽・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星
西半球:1個 月
明らかに東半球寄りですね!
東半球に星が偏っている人は、「自分」の方向にエネルギーを集中している人。
良い意味でも悪い意味でも、自己中心的で、自分を優先し、大事にしている人、とでもいいましょうか。
常に自分のために行動する。自分がやりたいことをやる。(それが決して悪いわけではないと思いますが)
一方、西半球に偏りがある人は、「他者」の方向にエネルギーを集中させている人。
他人の評価によって自分の立ち位置を変えたり、他人の依頼に積極的に応えようとしたり、他人の目からみた自分を常に意識している人です。ボランティア精神に溢れてる人がこの傾向があるそうですね。
本当の心理占星術の方法では、逆行している星は反対側の半球に入ってるとみなす、という手法を取るんですけど。ややこしくなるので今回はそこは採用しないでおきましょう。
まとめ
偏りに注目するだけで、ざっくりその人の個性が見えてくる気がしませんか?
火が多い人は活発だなーとか、水が多い人は感情的だなー。とか、東半球にめっちゃくちゃ星が偏ってる人は自己中なのねぇとか、そんな感じでさくっと印象をとらえる事ができますよね。
ちなみに。
アメリカの大統領は火や風のエレメントが強くて、日本の首相は水や地のエレメントが強い、ようなイメージ。(すべての歴代大統領や首相のチャートを確認したわけじゃないけど)
まずはチャートで星が偏ってる部分に着目して、全体のムードを掴みましょう☆
次回はもうちょっと突っ込んだ星読み。「太陽と月の星座とハウスでみる個性」についてお届けしたいと思います!