2019年2月19日、私たちが生まれつき抱えている「魂の傷」を示す小天体キロンが、本格的に牡羊座に移動しました。
「本格的に」と書いたのは、実はキロンは昨年、2018年4月17日に1度牡羊座入りしてたから。
そこからまた逆行し、およそ5ヶ月後の2018年9月26日に再び魚座に後戻り。
で、今回2月19日に改めて牡羊座に歩みを進めたというわけで。
これからキロンが次の星座、牡牛座に本格的に移行する2027年4月15日までのおよそ8年間。
私たちの痛みを感じる部分、癒やしを求める活動に牡羊座キロンがどのような影響をもたらすかについてお伝えします!
牡羊座のキロンが掘り起こす私たちの抱える傷とは?
キロンは私たちが生まれつき抱えている痛みや弱さ、コンプレックスを示す星です。
自分自身がどんな分野にその「傷」を抱えているかは、生まれたときのキロンの星座やハウス、他の星との関わりによってそれぞれ異なります。
浄化とヒーリングの星座、魚座にキロンが滞在していたこれまでの8年間というのは、そんな自分の「傷」を特別意識しなくても大丈夫な時期でした。
相手の痛みに共感し、その痛みを分かち合い、自然と癒やし合うことができる空気のなかにいたから。
雑な言い方をしてしまうと、「傷のなめ合い」が正当化されてる時期だったのです。
ところが。これからが大変です。
キロンが「自己中心性」の星座、牡羊座に移動することで、他者の痛みに共感するより自分の痛みにフォーカスするようになってくるのです。
古傷が急に痛みだすような感覚。忘れてた自分の弱さやコンプレックスに気がつくようになってくるのです。
牡羊座は「はじまり」の星座でもありますから、その痛みを何とか克服しようと、新たな「癒やし」を求めて活発に動き出します。
ペットとの触れ合い、好きなアイドルの笑顔、家族との時間。
何に癒やされるかは人それぞれ異なりますが、この牡羊座にキロンが滞在している時期に、自分なりの決定的な「癒やし」ツールを見つけられるとベストです!
というのも、キロンがつかさどる「傷」は、癒やすことはできても完治させることはできないから。
一生抱えて生きる魂の傷です。この傷といかにうまくつきあっていくかが、キモチのバランスを取るための鍵となります。
牡羊座のキロンの時期、私たちはどう過ごすべき?
癒やし、というコトバが流行り始めたのはいつ頃からでしょうか?
キロンが魚座に滞在していたここ8年ほどは、この地球に住む全人類が癒やされたいモード全開でした。
誰もが「やさしさ」を求めて、何かに依存する傾向にあったと言えます。
特に、「これをすると幸せになれるよー」、とか、「ここに行けばお金が入ってくるよー」、といったような、目に見えないフシギな力に頼りたくなる傾向があったでしょう。
私自身も、満月の夜に財布を振ったり新月の夜に浄化活動に勤しんだりしてます!神社巡り、御朱印集めも大好きです!宝くじが当たるという神社で参拝したけどけっきょく1円も当たりませんでした!
それはさておき。
牡羊座にキロンが移動したここから先は、 まわりに癒やしを求めるのでなく、まず自分のなかに癒やしを見つけてみましょう。
別にパワースポット巡りをやめろとか、ヒーラーに会いに行くのをやめろという話ではありません。
ただし、自分以外の存在に救いを求め、そこにどっぷり依存するのはやめましょう。
周りの人間や環境は、あなたが自身の手で自分の傷を癒やすサポートをしてくれるだけです。
最終的に自分の傷を癒やすことができるのは、自分以外の何者でもありません。
まとめ
キロンがつかさどる自分の「傷」のことを考えると、どうしても怖くて仕方なくなりますよね。
誰だって自分の弱い部分やコンプレックスは直視したくないですから。
ただ、その弱さが実はあなた自身の隠された強いチカラだったりもするのです。
痛みを知っている人は、その痛みと向き合い対処するための知恵をこれまでの人生で身につけてきてるはずですから。
キロンのマークが鍵のような形なのは、まさにあなたの隠されたチカラを導き出す鍵となる星だから、かもしれませんね。