超豪遊生活から一転。
2018年11月の突然の逮捕により、年末年始は檻の中で過ごすという、とんでもない運命の急落を味わっている日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏。
とにかく性格も人生も金の使い方もすべてが極端すぎるゴーン氏はいったいどんな星のもとに生まれているのか!?
そしてゴーン氏のこれまでの運勢とこれからの運勢はどうなってるの!?
なんてことが気になったので。
ゴーン氏の出生時のホロスコープチャートから、彼の生まれ持った星の運命を、そしてこれまでの人生とこれからの人生を現在の星の運航をもとに読んでみます。
カルロス・ゴーン氏の生まれ持った運命を出生チャートでみてみよう
まずこちらが、カルロス・ゴーン氏が生まれた時のホロスコープチャート。
1954年3月9日生まれの魚座男子です。出生時間がわからないのですが、月星座は牡牛座で確定ですね。(余談ですが、うちの父と同じ誕生日だった...(汗)。出生地が違うので正確には1日違いですが。)
現実的感覚優先の星座、牡牛座の月の方は、生まれつき物質主義な傾向が強いです。
目に見えない価値より目に見える価値や評価が大事。
カルロス・ゴーン氏の場合はその傾向が過剰すぎて、豪遊の限りを尽くし高額な報酬を手にしてもまだ足りない、もっと欲しい!みたいな、物質的な欲求が底なし沼状態になってますけど。
正確な月の位置がわからないので断定できませんが、こういう過剰に星座の質が現れてる人は、トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)と太陽や月がアスペクト(特定の角度)とってる可能性大です。
あの自分第一主義と押しが強いギラギラ感。牡牛座の月が獅子座冥王星と90度スクエアだったりするかも。
太陽は魚座。酔っぱらいのカオス星座ですね。人生において、あらゆるものを受け入れ、飲み込み、浄化していく星座ですから、ちょっと浮世離れしたとこも。
常識ではとらえきれない部分がある御方でしょう。
ゴーン氏といえば、経営と財政危機によって窮地に陥っていた日産を立て直した改革者のイメージが強いですよね。
革命、改革をつかさどるのは天王星。
ゴーン氏の魚座の太陽に蟹座の天王星は120度トラインの角度(アスペクト)で調和してます。
同時に、前世から引き継ぎ、今生でもさらに深く学ぶべき課題を表すサウスノード(ドラゴンテイル)も天王星と重なり太陽に120度トラインの角度で関わってますね。
家庭や母性をつかさどる星座、蟹座にサウスノードがあるゴーン氏。
彼が過去世から引き継いだ能力、それは身内を守り、感情的につながり、掛け値なしの関係性で支え合う情の深さ。
そんなサウスノードが革命の星である天王星とくっついてますから、理論や常識をすっ飛ばして極端なまでに家族や身内第一主義になってしまう部分があるのかもしれませんね。(親族の家を会社の金で買っていたというニュースもありましたが。)
それがゴーン氏が今生で克服しバランスを取るべき課題、とも言えます。
双子座の木星と射手座の火星が180度オポジションのアスペクト。
射手座は海外や未知なる世界の大胆な冒険をつかさどる星座、そして火星は闘神マルスの星。前に突き進むエネルギーをもたらしてくれます。
木星はあらゆる物事の拡大と発展をうながしてくれる星ですね。
ゴーン氏の海外における活動の炎を、木星がさらにぶわーっと燃え上がらせてくれてるような感じでしょうか。
カルロス・ゴーン氏の星の運命。これまでとこれから。
それでは、カルロス・ゴーン氏のこれまでとこれからの運命をホロスコープチャートをもとに読み取っていきたいと思います!
1999年、ゴーン氏が日産に就任した時の星は?
まずはこちら。1999年1月1日、カルロス・ゴーン氏が日産の最高執行責任者に就任した年のチャートを出生チャートと重ねてみました。
魚座の位置で、生まれた時の太陽に幸運の星、木星がピタリ!
ベタな言い方をあえてするなら、吉星である木星が自分の生まれた時の太陽に重なる12年に1度の幸運期到来!だったんですね。
彼がここから12年かけて紡いでいく成功のストーリーの、最初の種まきが行われたタイミングと言えます。
あとは生まれた時の射手座の火星に、劇的な変容をうながす冥王星が重なってますから。
射手座の火星は、ゴーン氏の海外を股にかける活動の肝となる重要な星です。
冥王星のような動きの遅い天体の影響は即座に実感しにくいものの、じわりじわりと彼のビジネスマンとしての部分に破壊と再生、生まれ変わりの動きが進行していたころだったのでしょう。
2018年11月、逮捕された時のカルロス・ゴーン氏の星の影響は?
2018年11月19日、ゴーン氏が逮捕されたときのチャートを生まれた時のチャートに重ねてみました。
ここで何が起きてるかというと、ズバリ「対抗ノードリターン」です。出生時の山羊座ノースノード(ドラゴンヘッド)に、現行のサウスノード(ドラゴンテイル)が重なりつつあります。
適切な日本語訳がわからないので勝手に“対抗ノードリターン”と名付けちゃいましたが。英語ではInverse Nodal Returnと呼びます。
ちなみに、出生時のノースノード(ドラゴンヘッド)に、現行のノースノード(ドラゴンヘッド)が重なる時期は普通にノードリターン、ドラゴンヘッドリターン、ノード回帰などと呼ばれてます。
ノードリターン、そして対抗ノードリターン。どちらも過去世の経験や魂の奥底の生々しい部分をえぐられるような、とんでもないインパクトのある出来事が起きてくる時期です。
ゴーン氏の生まれた時の山羊座ノースノードに、現在のサウスノードが重なりつつある対抗ノードリターンが、ちょうど逮捕されたころに起きはじめていたのですね。
2018年11月7日にノード軸(ノースノード&サウスノード)は山羊座&蟹座に移動したばかりでしたから。※この時のお話は「2018年11月7日ドラゴンヘッドの蟹座入り。わたし達の意識や状況にどんな変化が起きる?」の記事で解説してます!
過去から抱え続けてきた問題を、未来を見据えて終結させるタイミングが訪れたのでしょう。
蟹座ー山羊座のノード軸ですから、蟹座のつかさどる家庭と、山羊座のつかさどる社会的な集団(=企業)における彼自身の責任を深く深ーく実感させられるときなのです。
なんかゴチャゴチャ書いてしまいましたが、要するに、2018年11月からゴーン氏は過去の行い(=業、カルマ)を清算する時期に来ているということですよ。
まとめ
「2018年11月7日ドラゴンヘッドの蟹座入り。わたし達の意識や状況にどんな変化が起きる?」の記事のなかで、蟹座ー山羊座にノード軸が移動したことで「自分のことしか考えてなかった自分に気がつき、集団のなかで何らかの役割を果たそうとするような流れになってくるんじゃないかな、と思います。」と書いてた私。
今読むと、まさにゴーン氏はその通りの経験をしていますね。
蟹座ー山羊座のノード軸シーズンは2020年5月まで続きます。
これからおよそ1年かけて、ゴーン氏にとっては痛みをともなう過去の清算期。
この禊期間を乗り越えた時に、また新しいフレッシュな未来が待っているのでしょう...。