こんにちは。星よみ活動家の水星亜弥子です。
今回はウクライナ大統領ゼレンスキー氏の出生ホロスコープチャートを読み解き解説していきたいと思います。
先日、ロシア大統領プーチン氏のホロスコープチャートの解説をお届けしました。
プーチン氏、月が双子座で太陽は天秤座。風の星座の男です。
基本は軽やかで爽やかでフレンドリーな性質ですが、いかんせん獅子座のMC(天頂)に乗っかってる破壊と再生の星、冥王星の影響によって自己顕示欲強めな暴走帝王っぷりが発揮されてしまったのでしょう。
そして、昨今のロシアによるウクライナ侵攻で注目を浴びる事となったのが、ウクライナ大統領のゼレンスキー氏ですね。コメディアンから大統領へ。
その異色の経歴も話題となっております。(しかも、裸になって局部でピアノ弾くみたいな、際どい芸を披露してたらしいですね)
果たして彼はどのような星の元に生まれ、どんな性質を宿しているのでしょうか!?
ウクライナ大統領ゼレンスキー市の経歴
ウクライナ大統領ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー氏。(Volodymyr Oleksandrovych Zelenskyy)
1978年1月25日、ウクライナ東部のロシア語圏クルイヴィーイ・リーフ(Kryvyi Rih)で生まれました。
キエフ国立経済大学で法学を専攻し、卒業後はコメディアンの道へと進みます。
1997年にコメディ劇団「Kvartal 95」を結成。2003年に同劇団はコメディ映画・番組・舞台の制作会社として生まれ変わります。
このKvartal95が制作を手がけ、ゼレンスキー氏が主演を務めたドラマシリーズ「Servant of the People(国民の僕-しもべ-)」が彼にとっての決定的なターニングポイントに。
ゼレンスキー氏がウクライナ大統領の座に昇り詰めるまでの重要な足掛かりとなるのです。
ドラマシリーズ「Servant of the People(国民の僕-しもべ-)」は、ゼレンスキー氏が演じる高校教師の主人公が思いがけないきっかけでウクライナ大統領になってしまい、腐敗した政界と闘うストーリー。
エピソード1、2↓がYouTubeで無料公開されています(英語字幕あり)
当時のウクライナの政治や社会への批判が込められた作品なのでしょう。この「Servant of the People(国民の僕-しもべ-)」が視聴者の共感を呼び大ヒット。
その勢いに乗って、何とゼレンスキー氏と仲間達はドラマと同名の政党を立ち上げて、実際に大統領選に出馬したのです。
従来の選挙戦の戦い方を踏襲することなく、ゼレンスキー氏はInstagramなどのSNSをフル活用してイメージ戦略を計り国民の支持を集めていきます。
そして、決選投票では圧倒的大差をつけて見事に勝利して、ウクライナ大統領の座に輝いたのです。
ゼレンスキー氏はコメディアン時代から社会的な発言や問題提起も多かったようですので、大統領になる以前から政治や社会への強い関心があったのでしょう。
コメディアンから政治家へと転身した、というよりは。
国を変えたい。社会をより良くしたい。と言う強い思いがまずあって、その手段がコメディから政治へと変わっただけ、といった感じでしょうか。
ゼレンスキー大統領のホロスコープ解説
それでは、ウクライナ大統領ゼレンスキー氏のホロスコープチャートを見ながら、彼の本質を読ませて頂きたいと思います。
水瓶座エネルギー強めで風の時代にふさわしい反逆児
太陽は「個や博愛、革命」をつかさどるリベラルな水瓶座。
そこに愛と楽しさの金星が重なり、向かい側から情熱の火星が強調のエネルギーを注いでます。
社会的達成や成功、働き方スタイルを示す天頂(MC)も水瓶座に位置してますね。
絶対に何が何でも型にハマりたがらない反逆児タイプと言えるでしょう。(40代で反逆“児”というのもどうかとは思うんだけど、他の的確な呼称が思い当たらない・・・。政治の世界では十分若いと思うのでいいよね。)
自身のユニークな個性を強調し表現することに、最高の喜びやトキメキを感じるタイプです。
2020年から始まった風の時代は、すなわち水瓶座的ムードに満ちた時代でもあります。
ゼレンスキー氏にとってはもう「俺の時代がやってきたー!!」ってな感じですよ。
SNSをフル活用。
対等で平等な横のつながりを大切にしながら斬新なアプローチで新しい道を切り開いて行くことができる方ですね。
月獅子座、注目されることで満たされる傾向
月は「自己主張や創造性」を示す王様の星座、獅子座にあり。
さらに「夢と陶酔」の海王星と調和し、「拡大と発展」の木星によって後押しされている状況。
注目されたい。認められたい。賞賛されたい。
そんな自己愛や自己顕示欲の塊みたいなところがあるでしょう。
自分自身に酔いしれがちなナルシスト傾向もありますし、過剰な自己承認欲求を抱えているタイプでもあります。
・・・と言うと、何だか批判しているようにも思われるかもしれませんが、決してそうではありませんよー。
彼の場合は自分自身のそういった性質を巧みに活かして成功できているわけですから。
さらに愛と喜びの金星が天頂(MC)に位置していることで、華やかな舞台で活躍できる資質も持っています。コメディアンや俳優、そして大統領。
常にステージの上に立って光を浴び続けていたい方でしょう。
木星の恩恵を一身に受ける幸運体質
「第一印象や全体的なムード」を示す東の地平線(ASC)は、知性と好奇心の星座、双子座にあります。
ASCが双子座にある方は、大人になってもティーンネイジャーのような若々しいムードを漂わせている方が多いですね。
その東の地平線から昇り始めようとしているのが幸運の星、木星です。
まさに生まれながらの幸運体質。
ピンチの時でもスルッとどこかから救いの手が差し伸べられ、どうにかなりますし
波に乗っている時は予想以上の展開の早さであらゆる幸運を獲得できるタイプでしょう。
地と水の星座の不足による渇望
火と風の星座に星が集まるゼレンスキー氏。知的で頭の回転が早く、行動力もあります。
一方で、「物質や所有、安定」をつかさどる地の星座や「感情や共感」を示す水の星座には星が少ないですね。
じわじわと育てて、安定した盤石な基盤を作る。といった地味な基礎固めが苦手な傾向があるでしょう。
でも、国を大きくしたい。豊かにしたい、といった渇望感はとても強いのです。
何か大きな出来事が起きているときの方が、彼は活躍できるはず。
組織や国家の安定を図るには、誰か他の人の力添えも必要になってきそうです。
ゼレンスキー氏とプーチン氏の相性は?
ウクライナ大統領ゼレンスキー氏と、ロシア大統領プーチン氏の相性についても見ておきたいと思います。
(軍事侵攻を仕掛けられて国家間の争いに発展してますので、もはや個人レベルの相性を見たところで意味はないのかな?とも思いますが・・・)
火と風のエネルギーが強めなあたりは、割と似たもの同士な部分もあるお2人なのかなと思います。
ゼレンスキー氏の「内なる心や感情」を示す月に、プーチン氏の破壊エネルギーが凝縮した冥王星が乗っかってますね。
そして逆に、プーチン氏の「目的意識や自我」をつかさどる太陽に、ゼレンスキー氏の冥王星が乗っかってる配置でもあります。
もしこれが夫婦のチャートだったら、同居後3日で互いにちゃぶ台ひっくり返す(今時の家にちゃぶ台はないか・・・)くらいの激しさ、過激さが現れてくるでしょう。
あと、プーチン氏の「過去世から引き継いだものやカルマ」を示すドラゴンテイルと、ゼレンスキー氏の月が重なる配置なのも要注目。
さらにゼレンスキー氏の「社会的成功や達成」を示す天頂に、プーチン氏の「今世で果たすべき魂の課題」を示すドラゴンヘッドが重なってます。
もはや、この世に生まれ落ちる以前の前世から因縁の対決を繰り広げて来た仲なのかもしれません。
持ち前の器用さと斬新なアプローチで事態を乗り切ることはできるか。
ウクライナ大統領のゼレンスキー氏。予想通りではありましたが、非常に軽やかでユニークな個性、そして高い理想を持つ方のようですね。
空気を読みすぎてその場のノリで態度変える器用さもありそうなので、危ない方に転ばぬよう気を付けていただきたいです。
そして・・・どのような大義名分がロシア側にあろうとも、暴力や武器、力ずくで主張を押し通そうとするのは間違ってます。
プーチン氏もゼレンスキー氏も、共に風の星座の太陽を持つ2人。
向かい合って対話する機会を十分に持てたなら・・・これほどまでの事態には至らなかったでしょう。
最後に。これ以上被害が広がらず、一刻も早く平和が戻ることを祈ります。