ロシア・プーチン大統領のホロスコープと2022年の占星術的動向は?

プーチン大統領のホロスコープチャート解説 有名人の星よみ

こんにちは。星よみ活動家の水星亜弥子です。

先日、「風の時代なのに争いが起きる。その理由と私たちにできること。」という記事の中でロシアという国の星を読んで解説しました。

1991年12月にソ連が崩壊し現在のロシア連邦が誕生してからおよそ30年。

人は30歳前後で「本当の意味での大人になるためのイニシエーション期間」として土星回帰(サターンリターン)という節目を迎えるのですが。※サターンリターン:土星が生まれた時と同じ場所(星座)に戻ってくる時期のことです。

ロシアという国自体もまさに、2020年末頃からサターンリターン期の強烈な試練に直面していたと言えるでしょう。

そして。

そのロシアの大統領であるウラジーミル・プーチン氏。現ロシア連邦で合計約18年間大統領を務めており、さらにプラス5年間は首相を務めています。

まさにロシアの顔!そして、混乱と惨劇を引き起こした張本人です。

彼は残酷な独裁者なのか。これまで多くの国民に支持され続けてきた要素はどこにあるのか?

そして今後の運命は?

今回はロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の星を読みながら、その実態やこれからの動向について観ていきたいと思います。

ウラジーミル・プーチン氏の経歴

プーチン氏のイラスト
プーチンというより菅さん(元総理)みたいですね・・・

プーチン氏の星の解説をする前に、まずはざっくりとその経歴を確認しておきましょう。(そんなのすでに知ってるよ!という方は読み飛ばしてください)

ウラジーミル・プーチン氏。(Vladimir Vladimirovich Putin)

1952年10月7日ロシア第2の都市レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれです。

ロシアのレニングラード(現サンクトペテルブルク)の風景
サンクトペテルブルクの運河

兄が2人いたものの、プーチン氏が生まれる前に死去。実質1人っ子として育ちました。

本人の自伝によると、あまり裕福な家庭ではなかったそうな。

ウラジーミル・プーチンの少年時代の画像
プーチン氏の少年時代[1]

少年時代から小説や映画の影響でスパイに憧れ、レニングラード大学法学部卒業後にソビエト社会主義共和国連邦の情報機関(秘密警察)であるKGBに誘われて入隊。

ちなみに。どうしてもKGBに就職したかったプーチン氏。中学生の時にKGB支部に「そちらに入るにはどうしたらいいですか!?」と質問しに行ったらしいです。

大学の法学部に入ったのも、柔道を習い出したのも、全てはKGBからリクルートされるために有利だからという理由でした。

東ドイツなどで活動した後、1990年にKGBを辞める決意を固め辞表を提出します。

サンクトペテルブルク市副市長、ロシア大統領府副長官兼監督総局次長、局長、第一副長官などの職を経て、1999年に当時のエリツィン大統領からの任命を受けて首相に就任

首相時代には、

「我々はどこまでもテロを追いかける・・・。

便所にいてもぶち殺す。」

といった、記者会見における過激で辛辣な言動や態度が当時は話題になりました。

1999年末、エリツィン氏が健康上の理由により引退。プーチン氏が大統領代行に任命されます。

2000年プーチン大統領就任式
大統領就任式典での宣誓を行うプーチン氏。[2]

その後は圧倒的得票率で正式に大統領に就任し、2000年から2008年、そして2012年から現在までロシア大統領を務めてます。

国際スパイから政界へ。そして大統領へと昇り詰めた男。この経歴だけでも強烈な野心やある種の恐ろしさを感じさせますよね。

出典:
[1]”Vladimir Putin at school age” ©Kremlin.ru (Licensed under CC BY 4.0
[2]”Vladimir Putin taking the Presidential Oath, 7 May 2000″ ©Kremlin.ru (Licensed under CC BY 4.0

プーチン氏の星から見る性質は?

ここからが本題。プーチン氏の生まれた時のホロスコープチャートを元に、人物像を深く探っていきます。

プーチン大統領のホロスコープチャート
プーチン氏のホロスコープチャート

すでにTwitterの方で軽くプーチン氏の星読みを投稿してみたのですが↓

よーくプーチン氏の記事を調べたら、ちょっと読みが甘かったかな?と思う部分もありましたので。
今回の記事では、より深く内面や性質に迫っていきたいと思います。

天秤座の太陽が示す対話力と社交性

太陽は【調和とバランス、対人関係や華やかな社交性】をつかさどる天秤座

そして月は【知恵と学び、好奇心やコミュニケーション】の双子座にあります。

どちらも「知性や理論、人間関係」をテーマに持つ風の星座グループですね。

フレッシュで瑞々しい感性と好奇心の持ち主です。常に変化や刺激を求めてワクワクしている少年のような部分もあるでしょう。

他者とつながり、対話しながら自分という存在を確かめてアイデンティティを確立し、人生の方向性を定めていきます。

出会う人、関わる人によって生活やその後の人生が大きく変化する方でしょう。

正直なところ、この月と太陽の星座の組み合わせはかなり意外ではありました。

Twitterでもつぶやいたのですが、双子座と天秤座の組み合わせって「対話と調和」が基本。話し合い、関わりあうことでお互いに心地よい世界を築いていくタイプの人です。

個人的には「絶対に自分の意思や態度曲げなそうな頑固な鋼の男」的なイメージを抱いていたのですが・・・(おそらくそう思ってる人多いはず)

ただ、よく調べてみると「プーチン氏は人たらし」という記事も昔から書かれているんですよね。(それもまた、人を騙して油断させる計算だという説もありますが)

さらにロシア国内では、プーチン氏がスタジオに生出演して100個近い視聴者の質問に約4時間かけて本人が答える年1回の恒例テレビ番組『プーチン・ホットライン』なるものがあるそうな。

出典:「文春オンライン《プーチン大統領はなぜ支持されるのか》安倍元首相をも虜にした“悪魔の魅力”とは「フレンドリーで初体験の年齢を聞かれても笑顔で」 「人たらし」

しかも、その番組。ただ質問に答えるだけじゃないらしいんですよ。

『地元の道路が整備されていなくて自転車に乗ることもできない。町の責任者に頼んでも対応してくれない』という質問(というか不満ですね)に対して、番組中すぐに町の幹部と電話し『道路を修繕させる』と約束を取り付けたり。

住んでる場所にガスが通っていないことの相談に対して、すぐにガス会社に連絡してパイプラインを通すことを確約したり。

いやこのエピソード、すごくないですか?テレビ番組で国のトップがこんな事やってくれたら、それはもう国民支持率爆上がりでしょうよ。

他者に好かれるコミュニケーション能力と社交性。やはり彼はTHE!天秤座ですね。これはプーチン氏の風の星座のエネルギーが発揮されている部分なのかなと思いました。

ただ、太陽と土星が近接している(0度コンジャンクションの関係)のが注目すべきところ。

土星は義務や制限、課題を示す星です。

その土星が太陽のエネルギーに負荷をかけることで、

頑張っても頑張ってもまだ足りない!!!!俺はまだまだダメなんじゃ!!!

みたいな葛藤や不足感、焦燥感が生じやすい状況になってきます。

私自身はこれを「太陽土星合族の呪い」と勝手に呼んでるのですが(ちなみに自分自身も太陽土星合族なもので)

この呪いにかかっている人は、「自分の太陽星座のパワーを過剰に出しすぎるか」あるいは「自分の太陽星座の性質を封じ込めるか」のどちらかに偏る気がします。

えっ 〇〇座なんだ!そう見えないねー。って感じの人は、太陽土星合族だったりしますよ。

プーチン氏は、天秤座エネルギーを過剰に出し過ぎてる部分もあれば(数時間ぶっ続けで生番組で国民の質問に答えるとかさ・・・)、封じ込めちゃってる部分もあり(対話せずに暴走の道を選びましたね)。

太陽と土星は「未来改革や仲間とのつながり」を示す第11ハウスにあり。そして自由と変革の星、天王星からプレッシャーかけられてる配置にあります。

みんな(国民)にとって理想の世界を実現しなきゃ、もっと良い方向に変えなくては。

そんな変化を求める傾向が強いでしょう。安定よりも変革を選ぶはず。

最近、「正義マン」なんて俗語がありますけど(自分の思う正義や倫理を押し通し、それに反する他人や行為に過剰に反応する人)、

この天王星にプレッシャーかけられた太陽と土星の合で11ハウスのプーチンさん。

かなり手に負えないレベルの”正義マン”なのかもしれません・・・

「闇」を愛する月星座双子座の好奇心

月星座双子座のプーチンさん。基本的に好奇心の塊です。

特に月星座の影響は幼少期に強く現れますので、スパイ映画や小説にどハマりしてKGB入隊を志したプーチン少年は典型的な月星座双子座の特性を発揮していたのでしょう。

月星座が双子座の方は映画や小説などの影響を強く受けやすい傾向がありますね。

さらに月が他のメジャーな星と関わり(アスペクトと呼ばれる特別な角度)を持たないノーアスペクト状態なのも気になるところ。

月がつかさどる生まれつきの欲求や本能が行き場を失い暴走します

他人から見ると、いや本人にもよくわからない行動を取りやすいのです。

月は「共有と絆」をつかさどる第8ハウスにあり。

興味を抱く対象がかなりマニアックで、しかもその対象にどっぷりのめり込む体質です。

「楽しさやトキメキ」をつかさどる金星はオカルトでダークな蠍座。

しかも「個人的な動機」を示す第1ハウスにありますので。

ダークで特殊な世界に惹かれやすいでしょう。

獅子座冥王星が放つ帝王の風格

占星術で扱うホロスコープチャートでは、天頂部分(MC)が社会における達成や成功、働き方のスタイルなどを示します。

有無を言わさずウクライナ侵攻を開始したプーチン氏。

現代のヒトラーと例えられるほどに「悪の帝王」「独裁者」といったイメージが付いてしまいましたが。

彼のMCは王様の星座、獅子座に位置しています。

目立つ場所、人々から注目や賞賛を浴びる場所で活動する人ですね。

ちなみにヒトラーも獅子座MCの星を持つ人間です。(獅子座MC=独裁者というわけではないので悪しからず)

さらに厄介なのは、プーチン氏の場合はMCにちょうど破壊と再生の帝王、冥王星が近接しているのです。

生まれ落ちた瞬間、天上から真っ直ぐ冥王星の強烈なエネルギーが降り注いでいた・・・とも言えます。

集団のトップに立ち、歴史に残るような大業を成す素質を持つ人ではありますね。(良くも悪くも)

加えて、「前世から受け継いだカルマやギフト」を示すドラゴンテイル、「抑圧された欲求」を示すブラックムーン・リリスもMC付近に連なっています。

本人にも手に負えないレベルの「何か大きなもの」を内側に抱えている人でしょう。

自分が不幸になるとわかってるのにダメ男に執着して離れられない女性とかいるじゃないですか。ああいう感じで、衝動に支配されると、もはや自分で行動をコントロールできないタイプです。

トップに立つ素養は十分にあるのだけれど、制御してくれる存在がいないと暴走します。

プーチン氏の2022年の運命

4月後半から、拡大と発展をつかさどる木星がプーチン氏の「自己表現や創造性」の部屋へと入ってきます。

さらに7月、8月は自身の太陽と現在の木星が向かい合う時期。

まさに水を得た魚のように、自分のやりたい事を思いっきりできるシーズンに突入してくるでしょう。

今の状況を考えると、それは思わしくない流れのようにも感じます。

彼の暴走を止めるのは、他の誰でもない私たち自身。


この記事の中でも書きましたが、おそらく本人にも制御できない衝動やら過去に背負った何かに支配されているはず。

誰か他の人が止めなくては、彼の暴走はさらに加速度を増していきます。

今は100年前と違います。SNSなどを通して世界中に発信して、意思や考えを表明できる力を個人が持っている時代です。(ロシア本国では、そのツールが奪われてしまったようですが・・・)

どこかの国の偉い人々がどうにかしてくれるでしょ、なんて甘い見立てはNG。1人1人が声を上げ、行動を起こし、今の状況を変える意識を持っていきましょう。

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