2019年3月7日は魚座新月の日。午前1時4分に迎えます。
日本で3月は年度末の月にあたります。巷では大決算セールがあちこちで行われてますね。
この時期に太陽が巡ってくる魚座もまた、12星座の一番最後に位置する総清算の星座であり、魚座の位置で迎える新月は個人的アレコレの総決算のタイミングでもあります。
停滞している状況、動かしがたい現実、解消できない不満。あぁどうにもこうにもモヤモヤがとまらない。
そういった積もり積もったすべてをきれいさっぱりスパッと洗い流し解決に向かわせるような、徹底浄化のタイミングが今月の新月なのです。
これから迎える星の新年、春分の日(3月21日)&牡羊座新月(4月5日)に向けて、徹底的に身を清め、キモチを引き締めて万全の状態を整えるための重要な日でもあります。
この魚座新月の浄化力を最大限に活かすための過ごし方のヒントをお伝えしていきます!
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魚座の新月の特徴と影響は?
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
あぁ川の流れのように。
人は昔から現代に至るまで、いつの時代も人生の機微を流れゆく川に例えがち。
いいことも悪いことも、うれしいことも悲しいことも、成功も失敗も。
いろんなことがあるのが人生です。
すべての川の流れがひとつの海に集約されるように、私たちが日々重ねていく思いや感情、経験は最後に魚座の世界にたどり着き流れ込んでいきます。
魚座はまさに海のような星座なのです。
私たち人間を含む、あらゆる生命体の源は海のなかにあります。地球における一番最初の生物は海から生まれました。
あらゆるものを受け入れて、飲み込んで、浄化して、そして新たな何かを生み出す場所。
それが魚座ワールドなのです。
魚座の位置で起きる新月の特徴
- 自我を手放し周りと調和する。ワンネス。
- 目に見えない世界にフォーカスしたくなる
- 思考がぶっ飛んでいく
この新月にもっとも意識したいポイントは、「自我(エゴ)」を手放し、周りと調和すること。
「自分」というものを思い浮かべるとき、自分の肉体とその中に宿る魂や思考をイメージするのが一般的です。
しかし実際は、自分の肉体の周りに広がる環境や、自分が関わっていく人々もまた、「自分」の一部なのです。
周りに広がる世界もまた自分の一部なのであれば、他を傷つけたり、自分だけ良ければいいや、なんて意識も自然となくなるでしょう。
この魚座新月では、自己中心的な自分を手放します。
そして肉体の外に広がる世界もまた自分ということを意識していくことになるのです。
また、魚座は目に見えない精神世界もつかさどる星座。
神頼み、ジンクス、おまじない。新月の願いごとにアファメーションにヒーリングに瞑想。
ありとあらゆる手をつかって、私たちを包み込む神聖で大いなる存在につながっていく努力をしましょう。
魚座は酔っ払いの星座とも呼ばれています。何をしでかすかわからないNO1が魚座なのです。
常識という名の鎖をあっさり取り外し、ズバッと私たちの思考の範疇を大きく飛び越えた新しい世界にシフトしていく絶好のタイミングと言えるでしょう。
2019年魚座新月に新しい私に出会うための3つの星の鍵
それでは、この魚座新月に身も心も徹底的に浄化し、新たな自分に生まれ変わっていくためのヒントを星の配置をもとにお伝えしていきますね!
こちらが3月7日の新月が起きる瞬間のホロスコープチャートです。
1.小惑星ヴェスタの自己犠牲。あなたが捧げるものは何?
今回の新月のタイミング、太陽と月が魚座の15度ど真ん中に。
そして魚座の支配星である海王星は魚座16度に。
「2019年3月の星もよう【天秤座満月と星の新年のコラボ&徹底浄化の魚座新月】」でも書きましたが、今回の新月は太陽と月、そして魚座の支配星である海王星が重なる魚座濃度が濃いめの新月の日になるのです。
さらに。
上で示したホロスコープチャートには表示されていないのですが、この海王星に小惑星ヴェスタ(ベスタ)がピタリ同じ度数で重なっています。
ヴェスタのキーワードは、「献身性」や「義務」「役割」といったもの。
(余談ですが、調整と役割の星座である乙女座の支配星は水星よりもヴェスタの方がしっくり来るんじゃないかと思う)
そして魚座や海王星のキーワードには、「ヒーリング」「共感力」といったものがありますね。
他者の傷を癒やし、周りの人々と調和するために、あなたができることは何でしょう?
限りなくピュアなキモチで、損得勘定や打算は一切排除して、この世界と自分自身がさらに調和しより良い状態に整えられるために「自分が捧げられるもの」は何なのか?
じっくり考えてみましょう。
2.グラウンディング力をもたらす地の星座の星たち
今回の新月は、太陽&月に牡牛座の火星、そして山羊座の土星が両側から60度セクスタイルの角度で関わってきてます。
小三角とよばれる複合アスペクトになりますね。
太陽&月を後押ししてくれている両者は、ともに地のエレメントの星座に位置しています。
地の星座はその名の通り、どっしりとした安定感をもたらし、基盤づくりを担う星座。
魚座は目に見えない世界をつかさどる星座ですから、どうしてもフワフワと夢や空想の世界に思考が飛んでいってしまいがちなのですが。
この地の星座のサポートにより、船が錨(いかり)をおろすように、私たちの思考もぶっ飛んで行き過ぎることなく、どすーんと現実につなぎとめられます。
はるかな夢を思い描きながら、同時に地に足をつけておくこともできる最高の星のポジションなのです。
この新月では、あなたの両足はしっかりと盤石な大地に繋がれているので大丈夫。
ただただ広い空の方向を向き、キラキラしたロマンチックすぎる夢にフォーカスしていきましょう。
3.牡牛座天王星の改革力を味方にして
今回の新月の前日、3月6日に天王星が本格的に牡牛座入りします。
牡牛座天王星時代の特徴や変化については「2019年3月6日からはじまる牡牛座天王星時代。この6年で塗り替わること。」の記事をご参考に☆
さらに、新月と同じ魚座に滞在中の水星もまた、3月6日から逆行をはじめます。いわゆる水星逆行というやつです。
今回の新月においては天王星と水星、この2つの星の動きもまた重要な鍵になってくるのです。
新月が起きる魚座はあらゆる境界や常識を取っ払う夢見る星座。同時に他を癒やし、調和して周りとひとつになっていくワンネスの星座でもあります。
あなたの意識は、海王星とヴェスタの合の働きかけの影響もあり、より崇高な方向に向かっていきます。
俗からより聖の方へ近づいていくのです。
ところが、水星逆行があなたの信念をぐらつかせます。
あれ?私はこっちの方向に行っていいんだろうか?なんて、モヤモヤしてきます。
さらに天王星が今回の新月にセミスクエアという45度の角度で関わってきています。
大きな乗り越えるべき課題というほどではないけど、なんかプレッシャーを感じる。それがセミスクエアの影響。
せっかくさらに神聖で崇高なステージに移行しようとしているのに、肝心なところで迷いや不安が生じやすい状態に。
焦ることはありません。迷いが生じたら、しっかりと、そしてじっくりと自分の意志を確かめましょう。
あなたの足元は山羊座土星さんがガッシリ固めておいてくれてますからね。決してぐらついて転落するようなことはないのです。
まとめ
歳を重ねれば重ねるほどに、シビアな現実に直面し、「無理」、「不可能」といった“できない言い訳”が増えていくなぁ。
と感じる今日このごろ。
そんな風に自由にキラキラした夢を見れなくなった大人だからこそ活かしたいのがこの魚座新月のタイミングです。
無限の夢を思い描くなら今。
子どものように最高にステキな未来を思い描きながら願いごとやアファメーションを書いてみるのもいいでしょう。
特に今回は、先ほども書きましたが魚座濃度が濃いめの新月ですからね!
この1年と言わず、ここ数年分のたまりにたまったアレコレを大胆に手放し洗い流す新月にしていきましょう☆