2018年7月28日、AM5:20に水瓶座の位置で満月を迎えます。
この日の満月は皆既月食をともなう満月。通常とは異なる満月の影響が私たちにもたらされる日、と言えますね。
「食」が起きる満月の影響とは一体!?月食っていいことが起きるの?それとも悪いことが起きるの??なんてポイントを今回はお伝えしていきたいと思います!
[ad#ad-1]占星術的な皆既月食の影響を紐解いてみよう
皆既月食が起きる時のホロスコープチャートの特徴とは?
日食や月食が起きる時のホロスコープチャートには、ある特徴があります。
それは、「月がドラゴンヘッド&ドラゴンテイルから17度以内にある時の新月&満月で起きる」こと。
ドラゴンヘッド&ドラゴンテイルって、何だかファイナルファンタジーとかに出てきそうな中2病的雰囲気をまとった用語ですが(汗)
これは英語ではノースノード(North node)&サウスノード(South node)と呼ばれる、月の軌道と太陽の軌道の交点のことです。
月は無意識や生まれつきの本質、秘められた感情を表します。
また、ちょっとスピリチュアルなお話になってしまいますが、「無意識=過去世からの経験の蓄積」も表しているんですね。“魂の記憶”とでもいいましょうか。
「月」の性質が色濃く反映されている7歳くらいまでの幼い子どもをイメージすると、このお話は理解しやすいかも。
育児経験がある方はわかりやすいかもしれませんが、子どもって、親に似てる部分はあるけれど完全なるクローンじゃないですよね。
いったい誰に似たんだろうか?と思えるような面や興味の矛先を見せたりして。すでに「個」ができあがっている気がします。
こういった幼い子どもの個別の人格や興味の矛先は、その子の過去世での経験や“魂の記憶”につながっているのかな、と思うのです。
そして太陽。これは現世において私たちが意識的に開拓していく人生の道筋、意識的に獲得していく人格を表します。
月は素顔、太陽はメイク後の顔、なんて言われますし。
ドラゴンヘッド&ドラゴンテイルはそんな月と太陽の軌道の交点です。
つまり、過去世から受け継いでいる魂の記憶と、現世での意識的な活動が交差するポイントでもあるわけで。
新月や満月のすぐ近くにドラゴンヘッド&ドラゴンテイルがある日食や月食は、言ってみれば「魂の記憶、過去世から受け継いできたものに光が当たり表に出てくるタイミング」ってことですね。
というわけで。
2018年7月28日に起きる水瓶座満月の皆既月食ももちろん例外ではないですよ。
自分のなかに秘められていた、今まで意識してこなかった感情や記憶に気づくような体験をするかもしれない。
あるいは、自分にとって本当に大切なものを再認識することになったり、自分が今世で生きる意味や使命!なんて、ちょっと大げさなものを自然と理解できるきっかけが得られるかもしれない。
「わたしがこの世で生きる意味ってなんだろう…。」なんて、ちょっと心を病みそうな疑問なので、無理に意識する必要はないですけどね。ポジティブに自分にその疑問を問いかけられるのなら、この水瓶座満月のタイミングで意識してみてもいいかもしれないですね。
皆既月食の夜は悪いことが起きるって本当?
皆既月食が起きる夜は、通常では考えられないような何か良くない影響が私たちにもたらされる。
そんな解釈をする人もいます。
それは日食や月食と関係のある「ドラゴンヘッド&ドラゴンテイル」が、元々インド神話にルーツを持つものだからみたいですね。
いわゆる「カルマ(業)」を表すのがドラゴンヘッド&ドラゴンテイル。
特にドラゴンテイル(サウスノード)の方は、伝統的な占星術においては「大凶」を表すポイントだったようで。
インド的宿命論から端を発し、西洋占星術でもドラゴンテイルの近くで起きる「食」は、この世で精算すべきカルマ、過去世から受け継いできた負の遺産や依存傾向、悪習、みたいな解釈でとらえられていた時期もあったようです。
ただ現代的な西洋占星術は、人生は決められたものではなく自分で創り上げるもの!みたいなとらえ方にシフトしてきているので、「ドラゴンテイル(サウスノード)=凶日」という単純な解釈はとられていません。
私自身、人生は自分次第でどんな風にも変えられる!という信念のもとで占星術を学び発信してますから。単純な吉凶占いとか運命論は信じてません。
じゃあ現代の西洋占星術では皆既月食はいったいどんな影響があるの!?
なんて話を次回は書きたいと思います!!