皆様こんにちは!水星 亜弥子です。
2018年5月16日、天王星の約7年ぶりの星座移動が起こりました。
自由と革命をつかさどる天王星は、 「今を生きる私たちが改革を起こすべきテーマ」 について教えてくれる星です。
これから2025年の半ばまで、天王星は「富や所有、お金や物質的な価値」をつかさどる牡牛座に滞在します。
このおよそ7年間に、私たちにとってのお金や富に対する価値観が大きく切り替わっていくことでしょう!!(すでに、この時期に日本では現金払いからキャッシュレス決済に向けての切り替えが猛スピードで行われていますよね)
そして。
そんな天王星の影響をもろに受ける世代というのが、天王星が生まれたときと同じ場所に巡ってくる「ウラヌス・リターン」を迎える方々です。
・・・と、言いましても。
完全なウラヌス・リターンを迎えるのは生まれてからおよそ84年後のことになるんですよ。
日本人男性の平均寿命は超えてしまってますので、なかなか現実感がない数字ではありますよね。
というわけで。
私たちが天王星の影響をダイレクトに受ける機会として、 天王星が生まれた時の位置の向かい側に巡ってくる[ウラヌス・ハーフ・リターン] に注目してみましょう。
2018年から2025年までの牡牛座天王星期に要注意なのは、天王星が生まれた時に蠍座に位置していた1974年~1981年生まれの人々ですよ。
天王星がもたらす“中年の危機”とは?
現在の天を運行中の星たちが、生まれた時と同じ場所に巡ってくる時というのは、個人的なテーマの切り替わりのタイミングにあたります。
一般的に星の名前と「リターン」というワードを組み合わせて、「◯◯リターン期」なんて呼ばれています。
もっとも有名なのが、30歳前後に土星が生まれた時と同じ場所に巡ってくる「サターンリターン」です。
以前、自分が生まれた時と同じ位置に土星が戻ってくる占星術的厄年、「サターンリターン」についてお伝えしました。
制限と義務の星、土星はおよそ29.5年をかけて天を一周し、同じ星座に約2年半滞在します。
つまり、人がだいたい28~30歳くらいになったころに、土星が自分が生まれたときと同じ星座に戻って来るのです。このサターンリターンの時期が人生におけるなかなか大きな節目になります。
青年から真の大人へと切り替わる時期であり、あらゆる方面からプレッシャーや乗り越えるべき課題を与えられる時期なのです。
そして天王星もまた同様に、ある意味では「厄年」とも呼べるような心の揺らぎや変化を、およそ40歳前後の世代に与えるのです。
天王星がもたらすのは、発達心理学用語でいうところの「中年の危機」。英語では「ミッドライフ・クライシス(Mid-life crisis)」と呼ばれている症状です。
この中年の危機は、天王星が生まれた時の位置からちょうど真向かいの星座に入った頃、「ウラヌス・ハーフ・リターン期」に迎えます。
冒頭でも書きましたが、2018年か2025年までは天王星は牡牛座に滞在。
その向かい側に位置する蠍座に天王星が位置していた時期に生まれた世代が、この時期に「ウラヌス・ハーフ・リターン期」を迎える人々なのです。
天王星蠍座世代
- 1974年11月23日~1975年5月2日生まれ
- 1975年9月10日~1981年2月18日生まれ
- 1981年3月22日~1981年11月17日生まれ
※ちょうど星座移動の日に生まれた人は時間によって天王星の位置する星座が異なります。
天王星がもたらす「中年の危機」的心の揺らぎ、いったいどんなことが起きるの?
天王星は自由や革命、そして新しいステージへと向かうエネルギーを象徴しています。
生まれた時の天王星の位置から現行の天王星が真向かいに来る時は、自分の内側から「何かを変えなければ」と焦る変革の衝動が湧き上がってくるんですね。
より自分らしくありたい、と強く意識する様にもなるでしょう。
40歳前後になると、ある程度は今後の人生の方向性が見えてくる頃ですよね。(もちろん、40代以降でガラリと劇的な転身する方もたくさんいますが)
人生も約半分過ぎたところ。ふと立ち止まって考えると、「自分はこのまま今の道を歩き続けていいのだろうか?」とモヤモヤした不安や心配に襲われることも。
そう、とりあえず何かを変えたくなってくるんです。
そんな衝動と、変えたくても変えられない状況の中で板挟みになって苦しむ時期、それが心理学で言うところの「中年の危機」とも言えるでしょう。
これまで自分の人生や使命、内なる衝動にまっすぐ向きあって来なかった人は、この「ウラヌス・ハーフ・リターン」の時期にとんでもない揺らぎや衝撃を与えられそうです。
この時期に離婚とか転職を考えだす人も多いですよ。
人生後半戦、悔いを残すことのないように、思い切って変化に飛び込んでみるのもアリですね!!