前回の記事で海王星の話題を書いたので、今回は同じくトランスサタニアンつながりで破壊と再生の帝王、冥王星の話を書いてみたいと思います!
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ちなみに「トランスサタニアン」というのは天王星、海王星、冥王星のこと。
地球からの距離が近い順に惑星を並べて、月から土星までの星が「個人的な領域」を表すとするなら、トランスサタニアンは「世代感覚」を表します。
「世代感覚」、それは同世代が共通して持っている感覚の事。ユング心理学で言うなら「集合的無意識」です。
わかりやすい例で言うならば、昔の日本は切れ長で涼しげな一重が美女の条件だったけど、現代日本はパッチリ二重がもてはやされてる、みたいな違い。
昭和の男優は男らしくて顔が濃い目のワイルド系が主流だったけど、今の男優さんは細身で中世的な雰囲気の人が多い、みたいな。
そんな誰に教わったわけでもないのに同じ世代の皆が共通して持ってる感覚や認識を、トランスサタニアン3兄弟が象徴しているわけです。
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冥王星の特徴と天王星とのエネルギーの決定的な違いについて
冥王星は破壊と再生の帝王、と書きましたが、要するに「今在るものを徹底的に破壊し消滅させ、そっから新しいものを生み出す」エネルギーに満ちた星です。
天王星も同じく「改革の星」と呼ばれ、天王星が星座移動する年には地震などの災害が起きたりとなかなか破壊的なエネルギーを持つ星なのですが…
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天王星がちゃぶ台をひっくり返すようなエネルギーだとしたら、冥王星はちゃぶ台そのものを破壊し燃やしつくして、まったく違う物を生み出す様なエネルギー。
天王星が起こす革命が人の理解の範囲内で揺り動かされる性質のものだとしたら、冥王星の作用は人智を超えたとんでもない破壊作用をもたらすもの、というわけ。
さて、それではさっそく星座別の冥王星が世代にもたらす影響の特徴を見て行きましょう!
星座別の冥王星が表す世代感覚とは?
冥王星は1つの星座に約12~30年ほど滞在します。
他の星は1つの星座に滞在する期間がおおよそ同じですが、冥王星だけは軌道の傾きが関係してその時によって滞在期間が変わってくるのです
ちなみに今は冥王星は山羊座に滞在中。東京オリンピックがある2020年には、木星、冥王星、土星が重なるトリプルコンジャンクションという極めて稀な現象が起こります。
もう2020年の星もようは人類が宇宙にでも脱出するんじゃないかくらいのとんでもないことになってるわけですが、それはまた別の機会に書きましょう。
さて、それではまず今の冥王星山羊座時代のお話から。
2008年11月27日に山羊座に移行した冥王星は、2023年3月24日まで滞在。
山羊座は「社会的規範」や「権威」、「責任」などを表す星座です。
冥王星はすでにこの領域をジワジワと燃やしつくそうとしていますね。
冥王星が山羊座に在る今は、「絶対的な権力」が無効になっていく時代と言えそうです。
たとえば、アラブ諸国で巻き起こった国民による反政府騒動「アラブの春」がその代表的な例かも。
2010年から2012年にかけてチュニジア、エジプト、リビア、イエメンで次々と数十年続いた独裁政権が終わりを迎えました。
一方でいまだにその流れでシリアで内戦が泥沼化しており混乱は続いていますが…
他に絶対的な権力といえばやはり北朝鮮!かもしれませんね。
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すでにいろいろと動きが見られ始めている北朝鮮情勢。
冥王星が山羊座に滞在する2023年までに、北朝鮮の独裁政治は終わりを迎える事になるかも!?
日本でも今、政界に強風が吹き荒れてますしね。
お友達のためにコネで学校建設やら認可やらとサポートしてあげたり、公文書を改ざんしたり、ないといってたものが実はあったりと。
今まで日本的な思想や伝統、人間関係のなかで守られて来たものがボロボロ崩れて来てる気がしませんか?
古い権威はこの山羊座冥王星時代にいったん終焉を迎えますからね。
さて、なんだか話が長くなりそうなのでここで区切りをつけまして。
次は他の星座に冥王星が滞在していた時期のお話を書いていきたいと思います!